自分的良本の紹介!第5弾
今回ご紹介するのは、前回と同じシリーズである「Think smart」についてです!!
新年の抱負を立てるけど、いつもクリアすることができないという方に必読の内容となっております。
こちらの本は、Think rightよりも前に出版されているものになります。(読む順番が前後しましたが、全然読めます)
人は生きている中で、知らぬ間に間違った思い込みをしてしまっているそうです。自分の中で歪んだ固定概念が作り上げられていき、実際とのギャップで判断を誤ってしまうケースが多々あると本書では書かれています。現代の目まぐるしい変化に対応し、間違った思い込みをせずに賢く生き抜くための方法が今回も52個の小タイトルから構成されております。その中から2つピックアップしてご紹介いたします。
①カチッサー効果
本書に書かれていた例文をまず簡単に書きます。
ある高速道路は渋滞していた。それにいらいらしながらも、15分かけて渋滞を抜けることができた。30分ほど走ったところでまた渋滞が起きていた。しかし、道路脇には、一定の間隔で「ご迷惑をおかけしております。道路工事をしております」と書かれた看板があった。
渋滞に引っかかってしまったことを想像してみて下さい。
「何で動かないんだよ・・・」って思いません?
理由がない渋滞だと、イライラさせられ、理由が分かっている渋滞だと、心を落ち着かせることができる。
このように、何かしらの「理由」がないと人はイライラしてしまうのです。
理由が明白だと、そのイライラはない時と比べると落ち着いています。
人は、理由があるだけで「安心」することができる。
(ちなみに僕はせっかちなので理由が分かっても多少はイライラしてしまうタイプでした。笑)
何かアクションを起こすときには、疑問に思ってしまう人も必ずいる。どんなささいなことでも、一言理由を添えるだけで相手に安心感を与えることができるのです。ぜひ、人と関わっていく上で意識してみて下さい。
②領域性依存
例えば、僕なら療育という観点から子供を見ることはできるが、子供たちにうまく算数を教えることができるかと言ったらそうではない。算数を教えている先生の方が確実にうまく教えることができる。
このように持っている知識を転用することはできないようになっている。
チェスのプレーヤーはチェス以外はうまくできない。
能力というのは、ある領域から別の領域へと移行可能なものだと考えがちだが、そうではない。
能力が発揮できる領域は限定されているのだ。
身近な話では、トップの売り上げを誇る営業マンが、実力を認められ、新しい職場に引き抜かれ、プログラミングの仕事を始めたとする。全く違う仕事になった途端、その実力を発揮することはできない。その人の能力をプログラミングに移行することはできないからだ。
このように、一つの領域で突出した能力を発揮していても、それを別の領域に移行させるのは不可能に近い。
ある分野で素晴らしい能力を発揮できたとしても、別の分野でも同じ能力を発揮できるわけではないことに気をつけなければならない。
このように、自分たちの思考には誤った思い込みが多く存在し、これに気づけないと大きな失敗をしてしまう。本書では、そんな思い込みに陥らないようにエッセンスが散りばめられており、自分の思考をまさにスマートにしてくれると感じた。
また、自分の生活に重ねて考えることもできるので、日常から活かしていきたいと思う。
thinkシリーズ、残すはclearlyのみ!!今読んでますが、こちらも学びの多い本です。
ロルフ・ドベリ先生恐るべし、、
読了後、また記事にいたします!