天才を殺す凡人
一体どんな内容なのかすごく気になるインパクトの強いタイトルの本です。
内容は、天才と秀才と凡人と、人を大きく3つに属性分けしそれぞれがどういった役割を持ってビジネスを動かしていくのかを学べる一冊となっています。
ストーリー性のある話でテンポよく読み進めることができるのでおすすめです!
読み終わった後は、自分がどの属性に入るのか考えを巡らせてみるのもいいですね!
(属性はもっと細かく紹介されています)
内容の中で特に学びになった部分を紹介!+自分的な解釈も混ぜていきます!
・価値とは何か
単純に希少価値の高いこと。
例えば、ルイヴィトンは、価値が高い。値段だけでなく、持っている人が少ないから。これはルイヴィトンのマーケットがアウトレット商品を出さないからできること。
みんながルイヴィトンを持つ時代が来たら、それはルイヴィトンの価値が下がっているということ。
人で言えば、他者よりも優れた知識や技術などをどれだけ持っているかでその人の価値を見出すことができる。
・人生は配られたカードで勝負するしかない
ああなれたら、、こうなれたら、、と考えるのは時間の無駄。
自分の持っているものをどうやって最大限に生かすかを考える時間を作る。
ないものねだりをして勝負をせずに人生を終えるのか、負けたとしても自分の武器で勝負できる人になるのか。
負けたとしても、自分に配られたカードを世の中に出して勝負することで、過去最高の自分に出会える。
これは、才能を磨くことができるから。
つまり、、、
挑むから負けを経験する!挑み続けるから勝つことができる!(いいこと言ってない、、?笑)
そして最後に
天才を殺す凡人。
最初にこのタイトルを見たときには、凡人でも天才に勝つことができるとか、凡人と言われる人たちでも、天才のように成功することができる。ということが書いてある内容かと思った。
実際は、共感性の中でしか生きることのできない大多数の凡人が、創造性の中で生きている天才のアイデアを殺してしまっているということだった。
この理由は、99.9%コミュニケーションの断絶によるもの。これは大企業がイノベーションを起こせないことにも繋がる。
自分の言葉にすると、天才は想像力があり、それが理解してもらえた時は爆発的にヒットする。
人々には流行というものがあるが、その瞬間の流行というのは、共感性の高い凡人が作っている。もちろん、スタートはそれを考え出した天才で、そこに多くの共感が集まった時に流行になる。
ファッションで言うと、芸能人や、アイドルなどの影響力の高い人が紹介したものが流行りやすいが、一年もすれば時代遅れになる。これは、一般にいる人たち(凡人)たちがこれいい!と思えるものは変わりやすいし、少数派よりも多数派の意見が採用されるから。人は、飽きてしまう生き物だから天才のアイデアをいっときはいいものと捉えても、飽きてしまうと悪いものと捉えてしまう。このことに気づけていない人が多い。
飽きに気付けている時はいいが、自分が何かに飽きていることに気づいていない時は注意が必要。
脳の思考が停止した状態になってしまう。
誰の中にも天才はいる。
しかし、日本の教育のカリキュラム上、発想力はロジックで固められ、柔軟な発想は次第にできなくなってしまう。
良いアイデアを思いついた時、メモして、一日おいて見返した時にあまり良くないように感じるのは、感覚的に良いと感じていたものが、冷静になって論理的に見ると良くないように感じたり、周りに批判(共感)されないのではという考えから、一歩踏み出せなくなってしまうのもこれが原因。
読んでみて、自分が目指したいと思ったもの
これは、最強の実行者かな〜。
論理的思考も持ちつつ、他者への共感も忘れない。自分はアイデアマンじゃないから、そういう方向に進むのがベストかもっとは感じました。
種類は他にもたくさんあるから気になった人は是非一読して自己分析してみてください!!