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ryoikumanによる日常の学び Carpe diem

自分的良本の紹介!第4弾

 

 

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今回ご紹介するのはこちらの「Think right」です。
世の中にある様々なワナにはまらないように、読みやすい小タイトルごとに紹介してくれています。

少しずつ読み進めることもできるので、自分のライフスタイルに合った読書を実現してくれるのも、このthinkシリーズの魅力です!

 


自分の中で印象に残ったものをいくつかピックアップして、ご紹介させていただきます。

 


①スイマーズボティ幻想のワナ

スイマーズボディ幻想とは?

水泳をしている人たちのがっしりとした体つきに憧れて、自分も水泳を始め、トレーニングをしてもその人たちにはなれないということ。

プロの水泳選手が、完璧な肉体美を持っているのは、とことんトレーニングを積んだからでなく、もともと体格がいいから泳ぎが上手くなった。ここを逆に思考してしまうとワナにハマる。(これは著者の意見

 


自分的解釈では、もちろん、トレーニングをすることは大事だし、そうすることで、少しでも近づくことはできると思います。

例を変えると、綺麗なモデルが使っている化粧品を自分が使うことで、そのモデルのように綺麗になれるかといったらそうではないということ。そのモデルは、努力+生まれ持った顔立ちがあるから余計美しいということです。

これはつまり、「思い込みのワナ

これを使うと、この人のトレーニングをすると、この勉強法をすると、こうなる。あるいは成功すると思うのは間違い。

みんな自分に合ったやり方を見つけているから成功を見出せたということだと思います。

 


マインドとして、自分がそうだからといって、他人も同じだとは限らない。

自己啓発本にかかれていることは話半分で見る。

その方法を試してもうまくいかなかった人のことは知られていないから。

つまり、著者と同じことをして、自分も成功できると思い込んではいけない。

 


物事の捉え方を変えていく。いろんな角度から見れるようにする。

 


変な話、失敗した人たちのことに目を向けられる、その人たちの墓場を覗きにいける人が強いということ。と著者は述べています。

 


②誤った因果関係のワナ

 


ある出来事が、どのような繋がりで起こったのか正しく見るようにする。

原因」と「結果」を示す矢がまったく反対方向に向いていることがある。

つながりなどはじめから存在しない時もある。

 


例えば、ある町で、消防署の出動状況を調査した結果、「火災による被害の大きさ」と「出動した消防士の数」に関係があるという結果が出た。消防士の数が多ければ多いほど、被害が大きくなるというデータだった。そこで、市長はさっそく消防士の採用をやめ、予算を削減した。

これは、被害が大きければそれだけの消防士の数を動員する必要があるという、当たり前のことなのに、そこに因果関係を持っていってしまい、誤った決断を下してしまった事例です。

自分の目で、正しく見れるように意識し、ワナにかからないようにすることが大切です。


さあ、52個ある小タイトルのうち、印象深い2つをピックアップさせていただきました。日々の生活は、大なり小なり思考のワナと関係している。そのワナを少しばかりでも理解することができれば、ものの見方が変わり、自分の行動を変え、リスクを回避することにつながる。

 


この本を読んだことで、失敗の法則を理解したところで、常に合理的なはんだんはできないかもしれません。しかし、知っているのと知らないのとでは、実践できるのとできないのとでは、大きな違いもあるかもしれません。

自分の中で直感的に判断してしまっている瞬間、ワナにはまらないように、ぐっと堪え、一歩引いて見てみる瞬間を作るのもいいかもしれません。

 


ポジティブシンキングだけではどうにも暮らしにくい現代社会の中で、少しでも冷静に判断をし、楽に乗り越えていけるために!

この本を読んで学んでもらえたらと思います。

オススメの本です。

また、thinkシリーズはあと2冊ありますので、そちらもまた記事にしていきたいと思います(^^)